代表あいさつ

 小児科は子ども達の笑顔を守る総合診療科です。子どもばかりでなく,家族の方々とのかかわりの中で,“共に歩み育つ”楽しさ,素晴らしさを日々感じています。子どもの心身ともに健全な成長,希望のある将来のために努力し,安全で質の高い小児医療の充実のため力を尽くしたいと思います。
 各種ワクチン導入による感染症の激減によって、小児医療はここ10年ほどで大きな変化がありました。大学病院小児科、小児専門病院に対するニーズの中心は、基礎疾患を持つ子どもや家庭・学校での問題による心身のケア、稀少疾患や慢性疾患の診療へと移りつつあります。当科では周産期新生児医療、成長発達評価、内分泌疾患、夜尿症を含む腎泌尿器疾患、循環器疾患に重点を置き、各種専門外来を開設して診療にあたっています。小児外科の医師も一緒に診療を行い、相談しながら総合的な診療を行っています。今後も、教育機関や行政とも連携を取りながら、子どもが心身とも健全に育つ環境づくりに力を入れて行きます。

2020年12月

順天堂大学附属浦安病院小児科教授
            大日方 薫

学歴および職歴

1981年 3月川崎医科大学卒業
 同 年 6月順天堂大学順天堂医院小児科臨床研修医
1986年 3月順天堂大学医学部小児科学講座大学院卒業
1987年 5月北海道医療大学薬学部留学
1988年10月スウェーデンカロリンスカ研究所フディンゲ病院小児科留学
1990年10月順天堂大学医学部小児科助手
1991年 1月越谷市立病院小児科部長
2001年 2月順天堂大学医学部小児科学講座客員助教授
2003年 4月越谷市立病院診療部長
2009年11月順天堂大学浦安病院小児科先任准教授
2017年 3月順天堂大学医学部小児科学講座教授(浦安病院)
大学院医学研究科小児思春期発達・病態学教授